一般的に行政書士試験よりも社労士試験の方が難しいと言われています。
合格率だけで比較しても社労士試験の方が難しいといえるでしょう。
社労士試験の内容を途中まで勉強した私から言わせてもらえば、行政書士試験とは難しさの内容が違うと思います。
行政書士試験には行政書士試験の難しさがありますし、社労士試験には社労士試験の難しさがあります。
どんな感じかというと・・・
社労士は本当に暗記という感じがします。
逆に言えば、理解しづらいところがないといえると思います。
複雑なのは年金の仕組みくらいかと思います。
特徴として、数字や期間などを覚えることが多いですが、これって、趣旨ってないですよね。
例えば、○○だから、2週間と定めたとか。
つまり、理由がないのです。
ですが、行政書士試験の民法だと、理由がたくさんあります。
例えば、直系血族と3親等内の傍系血族間では婚姻できないという、いわゆる近親婚の禁止が規定されています。
この規定にも当然に理由があって、近い遺伝子同士の子供に異常が多いことから禁止されています。
これを聞いたら、そうなのかと納得できると思います。
むしろ納得できないと、誰も従わないでしょう。
社労士試験にはこの理由が少ないのです。
だから、記憶に定着させづらいということになります。
ある意味、力業で暗記せざるを得なくなります。
ただ行政書士試験だって、簡単なわけではありません。
一般知識はありますし、民法も事例問題がありますし、記述式という40字程度の作文がありますし。
社労士試験とは違った難しさがあります。
ただ、やはり、どっちが難しいかと言われれば、社労士試験ということになるのではないでしょうか?
行政書士試験合格者としてはあまり認めたくはないですが。
どっちを取るか、もちろん自由ですが、難易度の違いだけで選ぶのであれば、表面上の難易度の違いだけではなく、内容の難易度違いの差まで見て選びましょう。
ぶっちゃけ、社労士試験の方が勉強が苦痛になるという人も少なくないと思います。
ただ、その分、社労士試験は社会人であれば即自分の為になるので、そいう意欲があればその分、知識の定着も良いと思います。
覚えてはすぐ忘れることも多いのが社労士試験の特徴だと思います。
どっちを取るかは自由ですが、出来れば両方取ることをオススメします。