社会保険労務士は企業側に立つのが大半だと思います。
実際に労働者側に立っている社労士さんを探しましたが、あまりにも少ないことに驚いたことがあります。
やはり、企業の味方というのが社労士さんなんでしょうか?
私の中では労働基準法違反などに悩む労働者の悩みを聞いて、解決するのが社労士のイメージでした。
でも実際は違うみたいです。
どうやら私はコンサルティング的なイメージを膨らませすぎだったと思います。
実際はやはり給与計算の代行?であったり、労働関係省庁への書類の作成や代行などがメイン業務なのでしょう。
私もあまり詳しくないので、これが実状なのかはわかりませんが、調べた限りではどうやらそのようです。
実際、こんな就業規則はダメだとか、残業に関してのコンサルはあんまりないのではというのが今の私の中で新たにできた社労士のイメージです。
何も企業側の味方に立っているのが気に入らないというわけではありません。
企業側の味方と言っても、適切で適法の労働環境を作るようにアドバイスすれば、結果労働者側の利益になるからです。
そもそも、私にはその考えに至らなかっただけです。
ですが、私はやはり労働者側の味方に立ち、労働紛争を解決したいというのが本音です。
そして、そのためには司法書士になる必要があります。
司法書士だとある一定の金額だと訴訟代理人になることができると知りました。
行政書士ではなれません。
逆に社労士になる必要はあまりないように思えますが、肩書はあった方が良いのに越したことがないし、第一に労働関係の知識がなければ、労働紛争なんか解決できません。
なぜ私はこのような考えになったのか?
私自身、いろいろ転職してきましたが、どの会社一つとっても労働環境が完璧に整った
ところはありませんでした。
ブラック企業とは言えないまでも、完全にホワイトとはいえないような黒に近いような会社が多く存在します。私の勤めていた会社もみなそんな感じでした。
そして、労働者の知識のなさ、それどころか上司の知識のなさも目立っていました。
上司だけに関していえば、実はないフリをしていたのかもしれません。
実際、私が無知な同僚に一般的なことをそっと吹き込んだことで有給の取得要件を知り、有給消化に至ったということもありました。
ちゃんとした大学を出て、スーツをビシッと決めている会社に勤めている人にはあまりわからないかもしれませんが、結構労働関係のことを知らない人はいます。
有給がみな一斉に付与されるという人が多いみたいです。
無知で損をしている人は有給に限らず、ごまんといます。
そんな人の味方になりたい。それが私が目指す理想の姿です。